損害保険

損害保険の仕組みや加入するためのチェックポイントを説明

損害保険の歴史

損害保険はどうして始まった?

損害保険のルーツは海上保険です。海上保険の起源は14世紀のイタリアの商業都市で行われていた冒険貸借に遡ります。

損害保険がなかった当時は、航海術や通信手段も未熟であり、戦争や海賊の危険にさらされていた航海は貴重な船体や積荷・人命が失われていたりもしました。

損害保険のルーツである冒険貸借とは金融業者が船主や荷主に航海の資金をか貸し出す際に、船や積荷を担保として、無事に船が帰ってこられたら元金とともに高率の利息を返済するというものでした。

逆に、海難事故などにより航海を達成できなかった場合には借入金の返済が免除となる一種の金銭消費貸借でした。

金融業者は資金を貸し出すと同時に航海のリスクを負担することになり、損害保険のルーツである冒険貸借には、融資機能とともに海難損害の補償を行う損害保険の機能が備わっていたのです。

 

17世紀後半に、海運業者や船長達の情報収集の場として海運業者や船長達の溜まり場となっていたロイドコーヒー店では危険な航海で事故に遭った船の補償を請け負う人達も現れ、保険引き受け人と呼ばれる専門集団を形成し、損害保険のルーツである海上保険の取引の場としてその地位を確立していきました。

こうして成長を続けた損害保険のルーツである海上保険の市場は、コーヒー店の名前にちなんで「ロイズ」と名づけられ、海上保険のみならず、世界中のあらゆるリスクを請け負う保険集団として発展していきました。

 

損害保険は厳しい海に立ち向かう海の同胞達を支える活動、一人は万人の為に万人は一人の為にという、相互に助け合う相互精神が原点になっています。

日本においては17世紀ころより、損害保険のルーツである海上保険に類似した制度が見られるようになりましたが、近代的な海上保険が設立されたのは明治に入ってからでした。

損害保険のルーツである海上保険にはじまる日本の近代的な保険制度は、日本の近代化に伴い発展し、明治12年、三菱財閥の岩崎弥太郎や第一国立銀行の渋沢栄一らが中心となり、日本最初の海上保険会社が設立されました。

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